《浴室リフォーム体験談》腐った浴室への板張りを直したら明るくなりました、新年から明るい!

それは納戸にたかっていたシロアリをスプレーで駆除して、姿を見かけなくなってから数年後のことでした。

シロアリの駆除でも我が家にとってはDIYのような感じです。

我が家はそのぐらいDIYの経験がありません。

浴室リフォーム体験談

我が家の風呂は、納戸とキッチンに挟まれる位置にあります。

キッチンからも納戸からもお風呂に行くことが出来るようになっています。

古い木造の家で、風呂に入る入り口も普通の板張りです。

風呂から上がる時、みんながそこを踏みます。いつも湿りがちで腐食しやすい箇所です。

これまでは、そこが腐食すれば塗装してダマシダマシ使っていたのですが、踏み板が腐ってたまらないというので、とうとう直すことにしました。

お正月が明けて、まだ松の内の気分が続いていた頃のある日、休日のことでした。

我が家は、踏み板を交換してタイルを敷き詰めたのでした。

まず、木の腐った部分を取り除いていきます。

湿気でボロボロになっていて、壊すというより掘り出してゆく感じの作業になりました。

どんどん進めてゆくと、真っ黒に腐った木材がいっぱい出ます。

気持ちの悪いほど木材が湿気で腐食していて、奥までグズグズになっていました。これを取り出しました。

こういうのはちょっとしたストレスですが、思い切って始めてしまえばなんてことはありません。

目で見て、気持ちが悪いからとひるんでしまいます。

そこをまず、えいやと触ってしまえば気にならなくなるものです。

少しでも崩したり取り除いてしまえば放置するわけにはゆきません。直さなくては使えませんから自分を作業に追い込むことにもなります(笑)。

放り出しそうになる気持ちになるのは、「気味が悪いなあ」なんて、ついじっと見てしまうからです。

まずは「手」動かします。作業は手でやるのですから。

そこが思い切り、フン切りできるキモだと思います。

ダメになったものを取り除いてみると、不思議とそこはシロアリの被害はありませんでした。食害がなかったのです。

ただ長年の湿気で木材が腐っただけ。

通気もよくないのでしょう。

あまり湿った場所はシロアリは好まないようです。

とうとう縁の下まで、縦に下に向かって細長く穴が空きました。

まずそこに乾燥した木材を縦に差し込んでクギで打ちつけ、それからセメントを詰めて固めました。後は踏み板を敷けばよいわけです。

通気が悪くなると困りますから、セメントは固めて補強するために少しだけ使います。

やはり冬は乾燥しているのでセメント作業の時期としても適当でした。

こんな時、小さい袋でもひとつセメントを補修用に買っておいて置けば役に立つものですね。

セメントは粉のまま置いておいて、古くなっても痛んだりはしません。

縁側のタタキが割れたり、それこそどこか壁が削れたり。

色んな使い道があると思います。

板張りにして塗装で仕上げようと思いましたが、ちょっと考えてみました。

今までずっとそうして塗装を繰り返してきたのです。

板張りが腐食し、黒く目立つようになったら塗装したり、コーキングガンなどで隙間に充填もしました。

でも板張りはあまり良い考えとは言えないのではないか。

風呂上りに踏んだりする場所ですから、どうしても湿りがちなのです。

木質ではいくら塗装しても弱いのです。

そこでタイルを敷いてみることを思いつきました。

風呂と隣のキッチンの境目がタイルになると、かなり見てくれがよくなる筈です。

早速、タイルを調達しないといけません。

ネットで工務店を探したり、ホームセンターに行って見てみましたが、ピンとくるものがありません。

タイルの石を選んで、ザクッと持って帰るつもりだったのですが、どうにも作業のイメージが沸きません。

ふと電話帳を開いて眺めていると、タイル屋さんというのがあることが分かりました。

「タイルを販売するタイル屋さん」なのです。

世の中にはそんな商売があるのです。

まるで知りませんでした。世間知らずにもほどがあるでしょうか、いや、お恥ずかしい(笑)。

ガラス屋さんなんかと同じのような感じですね。

こんな右も左も分からない時、アナログの電話帳というのも意外と役立ちます。縦覧できる利便性があります。

ネットだと、こちらがキーワードを知らないと探せません。

タイル屋さんを訪ねてみると、まさにイメージ通りの事務所でした。タイルのサンプルなんかが壁に飾ってあって、小売りもしてくれるそうです。

板張りの代わりにタイルを敷き詰める場所の大きさ、その幅を伝えます。イメージしている柄を説明すると実物を出してくれました。

あれ?

粒々のタイルがではなくて、バラバラではないのです。

これはサンプルだから?

違うんですよ、これなんですよと、苦笑いしています。

タイルがメッシュのシートにくっついていて、まとまっています。

ひとつひとつタイルをセメントに埋めていくのかと思ったら、つながって売られている。

そしてタイルとタイルには間隔がとってあります。

施工のやり方を教えてもらうと納得が出来ました。

セメントをまず敷く場所に塗って、このタイルのシートを上から押し付けるのです。

そうするとタイルがセメントにズブりと潜って、タイルの隙間にも等間隔にセメントが入っていく、と。

なーーるほど(笑)。

これはすごい、考えたものです。

面白いものです。実によくできています。

キレイに敷くことができる仕掛けがタイル自体にあるのです。ぜんぜん知りませんでした。

こちらは知らないので、レンガ職人がひとつひとつ貼り付けていく要領かなと思っていました。

こう、糸か何かを張って、まっすぐになるよう注意しつつ・・・。なーんて(笑)。

しかし作業はまるで想像と違うのです。

タイルそのものが痒いところに手が届く感じにできている。

これなら真っ直ぐ張るなんて考える必要はありません。

セメントに押し付ければタイルの目地にセメントがモリモリと盛り上がるように入ってくれます。

そしてキレイにビシッと、真っ直ぐにタイルが並んでくれるのです。

これなら素人でも簡単に施工できます。
自信が沸いてきました。

できる自信がつけば、なおさら作業は楽しいものです。

薄い板を土台にしてそこにセメントを盛り、タイルを押し付けて出来上がり。余ったセメントを綺麗にしてアッという間です。

たいした面積ではありませんでしたが、やったことがないものが初回で成功するのは気分がいい。

タイルにしたおかげで昭和モダンというか、可愛らしい気持ちのよい入り口になりました。

これまでのように、腐った板を恐る恐る避けながら風呂へと入っていたのとは違います。

古びた風呂の入り口が、パアッと明るくなった感じ。

わずかの部分が変わっただけでも実に気分がよくなります。

古い浴室ですが、これは悪くない。

これは春から縁起がいい!(笑)

この時、キッチンの反対側、納戸側は大丈夫のようでした。交換はしていません。
次の機会を楽しみにしています(笑)。

そう言えば、芝生も、シートみたいに売っているのを思い出しました。
あれもタイルと同じ感じでしょう。
建物だって、タイルが接着された外壁をハメ込むのでした。
ギョーザはくっつかないようパックにセットされています。パックをひっくり返せば等分の間隔で焼ける。
ピザだって、たいていのピザは最初から切れている!(笑)

我が家は、少し先入観からDIYに尻込みしていたかも知れません。古い家ですしもっと直してゆこうと思っています。

よい新年になりました。

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